2010/04/15
●鹿児島県農業開発総合センター
佐藤昭一一茶業部長より鹿児島茶の現状説明を伺う。昨年は寒い日が多く、菓の緑色が悪いため今年は被せ茶が多くなった。このため色も良くなり、苦味も少なく旨味が増した。茶菓後継者は比較的多く確保されている。
知覧松山地区の菊永生産組合では、雨の中大型常用茶刈り磯で作業していた。約150haの茶園を合理的に経営している。
●種子島茶生産組合
西之表市古田地区は静岡県小笠郡から移住して茶園栽培を始めて昨年で100年。新茶生産が日本で一番早い。
近代化荒茶加工施設では菓の硬化を防ぐためにも雨でも操業している。10種類の品種で約60町歩栽培している。
新しい手法の水出し煎茶は素晴しい香りと味であった。入植100周年記念碑や入植したお宅、茶園を見学した。
●JAあいら製茶工場
3目前から一番茶の最盛期が始まった。管内の茶園は800町歩、茶工場76、内3工場がJA。JAの取扱高1700t、茶価も安く、資材も高騰し、農家の手取りは減収となった。140の固場ではさえみどり等4品種が主で時期の組合せを工夫している。